日本と他国との社会保障制度の違いとは!日本・ドイツ・フランス・イギリス・アメリカで徹底比較

時事

ども、ニトニトです。

普段日本に住んでいるとあまり意識しない「社会保障制度」、他国がどのような社会保障制度になっていて、日本と比べるてどうなのか、そこらへんを解説していきたいと思います。

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各国の医療保障制度

日本ー制度

社会保険方式

▼国民皆保険
▼職域保険及び地域保険

ドイツー制度

社会保険方式

▼国民の約87%が加入
▼職域もしくは地域ごとに公的医療保険に加入

フランスー制度

社会保険方式

▼国民皆保険
▼職域ごとに被用者制度、非被用者制度等に加入

イギリスー制度

税方式による国営の国民保険サービス

▼全居住者対象

アメリカー制度

メディケア・メディケイド

▼メディケア:65歳以上の高齢者及び障碍者等を対象
▼メディケイド:一定条件を満たす低所得者を対象
※2014年から医療保険の加入が原則義務化(民間保険62%、無保険者9%)
※2015年から企業に対し医療保険の提供を原則義務化

各国の給付内容

日本ー給付内容

外来診察、入院診療、調剤、歯科診療等の医療サービス

ドイツー給付内容

外来診療、入院診療、調剤、歯科診療等の医療サービスのほか、一定の検診等の予防給付、医療リハビリテーション

フランスー給付内容

外来診療、入院診療、調剤、歯科診療等の医療サービス

イギリスー給付内容

予防医療、リハビリ、地域保険を含めた包括的な保健医療サービス

アメリカー給付内容

入院医療、ナーシング・ホームサービス、ホスピスケア、在宅医療等の医療サービス

各国の自己負担について

日本ー自己負担

自己負担3割

▼義務教育就学前:2割
▼70歳から74歳:2割(現役並み所得者は3割)
▼75歳以上:1割

高額医療制度:年齢・所得に応じて自己負担限度額がある

ドイツー自己負担

▼外来:なし
▼入院:1日につき10ユーロ(1,200円程度)
▼薬剤:10%定率負担 ※上限10ユーロ(1,200円)、下限5ユーロ(600円)

負担額限額:一般患者→年間所得2%
      慢性疾患患者→年間所得1%

フランスー自己負担

▼外来:30%
▼入院:20%
▼薬剤:35%

償還制:一旦窓口で全額を支払う必要あり

イギリスー自己負担

▼原則自己負担なし

アメリカー自己負担

<メディケア>

▼入院(強制加入)
1日~60日:$1.288(約130,000円)
60日~90日:$322/日(約35,000円)
91日~:$644/日(約70,000円)

▼外来(任意加入)
年間$166(約18,000円)+医療費の20%

▼薬剤(任意加入)
$360(約40,000円)まで:全額自己負担
$360~$3,321(約350,000円)まで:25%負担
$3,321~$4,850(約530,000円)まで:45%負担

まとめ

各国で社会保障制度は、それなりに保障は手厚くなっていますが、アメリカだけは医療費、特に薬剤費については金額が高いことが分かります。

そして社会保障制度の根本的なあり方、考え方も起因しているのではないでしょうか。

アメリカにおいては、政府は原則として個人の生活に干渉しないという自己責任の精神と、連邦制で州の権限が強いことが、社会保障制度のあり方にも大きな影響を及ぼしている。

引用:厚生労働省より

そして製薬会社が自由に薬代を設定できるようになっているため、薬代が上昇し市民が支払えないといった状況に陥っているためです。

医者の価値も日本とは比べものにならないほど高いため、年収も日本より数倍と言われています。こういった理由からアメリカの医療費が高くなっているのです。

移住や長期滞在を考えている方は、こういった各国で提供されている社会保障制度をしっかり学んでから検討することをオススメします!

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